産後編

産後の1ヶ月は、ママの体も急激に変化し、妊娠前の体に戻ろうとしています。赤ちゃんを始めて腕の中に抱いた瞬間から、ママの第一歩がスタート。新生児ちゃんのこと、知っておくと安心です。初めての育児でも心配しないで。新米ママ、頑張って!

Q1マタニティブルーにはどうしてなるの?
Q2妊娠前の体重に戻りません。どうしたら元のようになれるの?
Q3授乳するとおっぱいがたれてしまうの?母乳で育てたいのですが…
Q4授乳前におっぱいが張って痛い。ケアの仕方を教えて!
Q5おへそのまわりにできた妊娠線が気になります。
Q6産後の抜け毛が気になります。
Q7パパの協力が期待できないときの乗り切りは?
Q8産褥(さんじょく)シッターについてもっと詳しく知りたい
Q9産後の避妊方法はどうなの?
Q10産後1ヶ月たっても悪露が終わりません。いつごろ終わるの?
Q11会陰切開の跡がつれてきになりますが…
Q12乳首がひりひりする
Q13出産一時金って誰でも貰えるのですか?
Q14出産後一度も便通がない
Q15帝王切開後の体型戻しはいつから?
Q16トイレが異常に近い
Q17後陣痛ってなに?
Q18出産後、膣はいつ元通りに?
Q19すぐ次の子どもが欲しい
妊婦のカゼ対策は、高い栄養素と免疫力を
高めてくれる青汁がおすすめ。
「飲みやすい」ファンケルの青汁

ママに便利な人気の通販ベルメゾンの
豊富なアイテムから探そう
マタニティ&ベビー

生まれてくる赤ちゃんのため、
ミキハウスが選んだ出産準備アイテム
出産準備

安心安全の素材から作られる
赤ちゃんにやさしいベビーフード。
外出先や忙しい時に重宝します。
ベビーフード(5ヶ月から)Oisixおためしセット

医療法人愛育会 渡辺理事長にお話を伺いました。

監修:渡辺忠義
西新渡辺産婦人科院長 医療法人愛育会 理事長)

先生への質問はホームページからもどうぞ

 

Q1産後は、マタニティブルーになることがあると聞きました。マタニティブルーになったらどうしたらいいのでしょうか?

A1マタニティブルーは医学的には、「マタニティブルーズ症候群」と呼びます。産後、ママの体はホルモンが急激に変化しています。マタニティブルーズ症候群は、この変化も原因のひとつといわれています。個人差はありますが、大半が一時的なものです。一人で悩んだり、頑張り過ぎないでまずは、パパにつらいことを話してみましょう。また主治医、地域の保健所や保健婦などに連絡して悩みを聞いてもらいましょう。

Q2産後1ヶ月たったけれど、元の体重よりもまだ6kgも増えたまま。どうすれば、元のように戻るの?

A2産後の半年間は、体の脂肪に流動性があるので、産後4〜6ヶ月間を目標に元の体重に戻したいものです。まずは、産褥体操から始めてみましょう。妊娠中の体重増加が適正範囲ならば、だんだんと自然に戻っていきます。授乳中でもあるので無理なダイエットはやめましょう。
お産で入院中、産院では産褥体操を教えてくれます。退院してからもその指導にそって試してみるといいですよ。楽しむつもりで続けましょう。産後、おっぱい出さなくちゃと食べ過ぎないように気をつけてくださいね。

Q3授乳するとおっぱいがたれてしまうの?母乳で育てたいのですが…。

A3卒乳して張らなくなると、脂肪の重みでたれてしまうのは、ある程度しかたのないことです。胸筋を鍛えるなどで多少はカバーできるようです。今はまず、形のことよりも母乳が出たらそのことを喜びませんか。

Q4授乳前におっぱいが張って痛い。ケアの仕方を教えて!

A4張りすぎて痛いときはある程度熱が冷めるまで、冷たいタオルなどで乳房を包むように当てて冷やすとよいでしょう。冷やした後に、乳房の付け根を動かすようにマッサージしたり、乳首をやわらかくして赤ちゃんに吸ってもらいましょう。細菌が入らないように乳首はいつも清潔に!

冷たいタオルのほか、発熱時に用いる冷却ジェル、おっぱい専用の湿布用パックもあります。冷やしすぎないよう注意を!あまり痛いようならば、主治医に相談して!

Q5おへそのまわりにできた、みみず腫れのような妊娠線が気になります。消えるのでしょうか。

A5一度できてしまった妊娠線が完全に消えるということはありません。

しかし、たいていの場合、みみず腫れのような赤紫色もしだいに薄くなり目立たなくなっていきます。最終的には透明になりよく見ないとわからないほどになります、かゆみなどがひどい場合は、主治医に相談しましょう。かゆみがひどいときは主治医に相談しましょう!

Q6産後、シャンプーのたびに髪の毛がごそっと抜けます。困ってしまいます…。

A6髪には、成長期→退行期→休止期という周期があり、産後のホルモンの変化で、退行期にあった髪の毛が休止期に移るので、一挙にたくさん抜けてしまうようにも思えるのです。

一時的なもので徐々に戻りますよ。休養や栄養バランスのよい食事も心がけましょう!

Q7仕事で帰りの遅い日はパパの協力が期待できません。こんなときは家事も育児も一人でどうやったりいの?

A7育児にパパの協力は不可欠ですが、なかなかそうもいかないときもあるでしょう。

家事もできるだけ手をぬくためにも、洗濯などは最小限にできるよう紙おむつなどを利用してもいいでしょう。

Q8パパが仕事で手伝ってくれません。産褥シッターさんがいると聞いたのですが、どんなことをしてくれるの?

A8産後のママの負担を軽くするための手伝いをしてくれるのが産褥(さんじょく)シッターです。新生児のお世話・家事の代行などサービスのタイプや料金・期間はさまざまです。

詳しくは市町村の窓口・居住する地域のベビーシッター会社(電話帳にも載ってますよ)に問い合わせてみて。

Q9産後の避妊方法を教えてください

A9 一般では、産後1ヶ月の健診で悪露や会陰の傷をチェックし、主治医から「普通の生活に戻っていい」とOKがでれば産後のセックスもgoということになります。産後のセックスは子宮がまだ完全に回復していないことや授乳のこともあり、まずはコンドームで対応。 子宮がもとどおりに回復し、月経が再開しているならば子宮内装道具のIUDもいいでしょう。

また、月経が再開して卒乳後ならばピルもあります。夫婦のコミュニケーションやママの体調・体質・家族計画に合った方法を主治医に相談しましょう。

Q10そろそろ産後1ヶ月になりますが、色のついたおりものがまだ続いています。だいぶ薄くなってきたけどいつごろ終わるの?

A10 産後、子宮の中からはがれ落ちた子宮の内膜や血液などが排出されます。これが悪露です。産後4〜6週間ほどで子宮の内膜が修復されると自然になくなります。

個人差があるので、1ヶ月健診でチェックしてもらいましょう。その後も月経くらいの出血が続くようなときは受信しましょう。

Q11会陰切開の跡がつれて痛いのですが、治りますか?トイレでふくのもなんとなく怖くて…。

A11会陰切開の跡は動くと痛みがあったり、引きつるような違和感が残る人もいますが、時間が経過すれば痛みもほとんどなくなります。あまり痛いようなら、主治医に相談しましょう。トイレでの違和感もだんだんおさまってきます。清浄綿で前から後ろにやさしくふいてあげましょう。

Q12母乳をあげています。傷がついているわけでもないのですが、乳首がひりひりします。どうしたらよいのでしょうか?

A12 乳首は傷ができ始める最初にヒリヒリします。乳首を消毒綿で拭いていませんか?あるいはお風呂でゴシゴシ洗っていませんか?そうすると乳首を守る成分を拭き取ってしまうことになり、皮膚が弱くなってしまうのです。赤ちゃんのくわえかたが充分でなかったり、乳管がつまっていたりする場合もありますので心配でしたらチェックしてみましょう。

Q13出産後に出産一時金というが支給されると聞きました。それは誰でも申請できるのでしょうか?私は夫の健康保険の扶養家族になっています。

A13妊娠や出産は病気ではないため、健康保険が適用されません。(妊娠中の病気や分娩の異常など、保険扱いの場合もあります。)そこでその負担を軽くしようというのが、出産育児一時金の制度です。健康保険の加入者なら(本人でも被扶養者でも)、誰でも貰えます。一律30万円となっており、加入している健康保険組合にある書類をもらって、担当医に必要事項を記入してもらい提出します。加入している健康保険の種類によって手続きが違うので、確認しましょう。

Q14出産して6日になりますが、まだ一度も便通がありません。医師に相談して下剤をもらった方がいいでしょうか?

A14お産後に便秘を訴える人は少なくありません。妊娠中から産褥期にかけては腸の動きが低下していますので、便秘がちになります。そのまま放っておくと、子宮の回復を遅らせたり痔になったりしますので、医師に相談しましょう。また、便秘予防には水分摂取が大切ですが、母乳をあげているとより一層の補給が必要です。繊維質の多い食物をとる、トイレに行く習慣をつけるなども心掛けましょう。

Q15太っているので、産後早速体型を整えたいと思います。帝王切開の場合、すぐシェイプアップ体操などをやっていいでしょうか?

A15お腹に傷があるので、回復するまでは主治医の指示に従いましょう。術後すぐは、さらしの腹帯を巻いて傷の保護と子宮収縮をはかります。お腹や腰の体操を行うことで、術後の回復に影響があっては大変ですので、この段階では補整下着を使ったり、体操をしたりするのはやめておきましょう。

Q16退院後、とてもトイレが近い気がします。それにおしっこをする時に少し下腹部が痛いのですが、これは膀胱炎でしょうか?病院に行くとしたら、泌尿器科に行くべきですか?それとも出産した病院に行った方がいいのでしょうか?

A16膀胱炎の症状には、頻尿、排尿時の痛み、残尿感、尿の濁り等があります。女性の尿道は膣や肛門に近く、長さも短いので細菌が入りやすいのですが、膀胱は細菌が少々入っても炎症を起こしにくいものです。しかし産後は悪露や分泌物で外陰部が汚れやすく、また体力も落ちて抵抗力も弱っている時期なので感染しやすい時期ではあります。病院はどちらでもかまいませんので、早めに受診しましょう。

Q17友人が「後陣痛が辛かった」と言ってました。後陣痛ってどんなものなのですか?

A17産後、子宮は回復のために収縮を繰り返し、その時に規則的な下腹部の痛みを感じることがあります。これが後陣痛というもので、”あとばら”とも呼ばれます。通常はお産当日に強く徐々に治まりますが、人によっては3〜4日くらい続くこともあります。初産婦さんより経産婦さんの方が痛みを強く感じるようですが、中には全く感じないという人もいて、個人差があります。

授乳の時にも痛みを感じることがありますが、これは赤ちゃんがおっぱいを吸うときの刺激で子宮を収縮させるホルモンが分泌されるために起こります。赤ちゃんがおっぱいを吸うことで、ママの産後の回復を促していることにもなる訳です。我慢できないほど痛みが強ければ痛み止めを使用することもありますので、医師に相談しましょう。

Q18出産後、膣がかなり腫れているようです。普通はどのくらいで元に戻るものでしょうか?

A18出産時の腫れや傷は、だいたい4週間前後で元に戻ります。外隠や会隠の腫れも同じくらいに回復します。小さな傷くらいであれば、約1〜2週間で回復します。

Q1936歳で初めての子どもを出産しました。年齢的なこともあり、すぐにも次の子どもが欲しいと思っているのですが、産後どのくらいで妊娠できるものでしょうか?

A19まず産後1ヵ月の健診で、悪露や会陰の傷などの経過が順調であることを主治医が確認してはじめてセックスもOKということになります。しかし子宮もまだ完全には回復していませんし授乳のこと等もありますので、母体への負担を考えると次の妊娠までは1年くらいはあけたほうがいいと思います。排卵は母乳を与えていたり、月経が再開していなくても起こりますので、きちんと避妊をしましょう。体が健康であれば、1年くらいあいても年齢のことは心配ないと思いますよ。