月齢別・0〜1ヶ月

Q1母乳を飲みながらウトウトと寝てしまう
Q2授乳後のげっぷがなかなか出ないのですが…
Q3飲んだあと、だらだらと吐く
Q4寝ているとき、手足をピクピクさせる
Q5ふとんに寝かせると目を覚まして泣く
Q6うんちの回数が多いけど
Q7頭がいびつ
Q8自分で顔をひっかきます
Q9照明のほうばかり見るけどまぶしくない?
Q10お風呂あがりに皮膚がポロポロむける
Q111ヵ月健診って受けなくちゃいけない?
Q12乳児を飛行機に乗せても大丈夫?
Q13ミネラルウォーターは使っちゃダメ?
Q14ゆるいうんちと下痢の見分け方って?
Q15おしりが赤いのはおむつかぶれ?
Q16口に触れたものを吸うのはお腹がすいているから?
Q17目の病気かも?
Q18抜け毛が多くて心配
Q19腕を広げてビクンとすることがあります。このままで大丈夫?
Q20歯ぐきに白いぽつぽつが…?
Q21鼻づまりがひどい
Q22赤いあざがある
Q23赤ちゃんの黄疸が消えない

Q24オムツについたオシッコが赤い
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監修:詫間由一(タクマこどもクリニック院長)

慶應義塾大学医学博士
日本小児学会認定医
日本小児神経学会認定医
日本てんかん学会認定医


先生への質問はホームページからもどうぞ

 


Q1ちょっと飲むとウトウト、おっぱいを離そうとするとまたチョコチョコ飲みます。しっかり起こして飲ませたほうがいい?

A1生まれて間もない赤ちゃんにとっては、母乳を飲むのも大仕事なので授乳の途中で眠ってしまうことがよくあります。成長すると上手に飲めるようになりますから、あわてずに待ちましょう。起こしてまで飲ませることはありません。飲み足りなかったら目を覚まして欲しがるので、そのときに飲ませてあげればいいでしょう。

Q2背中をたたいてもうつぶせにしてもげっぷが出ません。どうしても出さないといけないのですか?

A2赤ちゃんは母乳やミルクと一緒に空気を飲み込んでしまうので、げっぷでその空気を外に出します。げっぷを出さないまま寝かせると、おなかが張って苦しくなったり、母乳やミルクを吐くことがあるので、できるだけ出したほうがいいでしょう。赤ちゃんの胃をお母さんの肩で押すつもりで肩にかついで、赤ちゃんの背中をやさしくたたくと出やすいようです。

Q3げっぷをちゃんと出してあげているのに、しょっちゅうだらだら吐くのですが…

A33ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、胃自体が小さく、胃の入り口の締まりが悪くてとっくりを立てたような形のせいで、母乳やミルクを吐きやすいものです。口の端からだらだらこぼすように吐いても、噴水のように勢いよく吐いても、吐いたあと機嫌がよく、体重が順調に増えているようなら心配はありません。

しかし、いっぱい噴水のように吐くことが段々増えていくようであれば、稀に肥厚性幽門狭窄症という病気のことがあります。そういう時は病院に行きましょう。

Q4ぐっすり眠っているのに、手や足をピクピク動きます。これってけいれん?

A4低月歳の赤ちゃんが寝ているときに手足をピクピクさせるのは、生理的なものでよくあることです。心配することはありません。また唇を小刻みにプルプルを震わせたりすることもありますが、気にしないで下さい。

Q5寝たはずなのに、ふとんに下ろした途端大泣き。抱っこしないと泣きやみません。疲れるし、抱き癖がつかないか心配。

A5赤ちゃんにとって、抱っこはそれほど気持ちがいいものなのでしょう。抱き癖なんか気にしないで、しっかり寝癖がつくまで抱っこしてあげても大丈夫。

早く寝かせてあげたいとママがあせったりすると、そのイライラが赤ちゃんに伝わるのか、なかなか泣きやまないものです。椅子にゆったりと座って抱く・添い寝して赤ちゃんの背中をとんとんとするなど抱っこ以外の楽なやり方を工夫して。お父さんと交代する手もあります。

Q6しょっちゅううんちが出ます。おむつ替えのたびにうんちしているけれど、大丈夫?

A6赤ちゃんの胃腸の働きはまだ未熟なので胃の中に食物が入ってくると、反射的に腸が動きうんちがでやすくなります。赤ちゃんのうんちの回数やかたさは個人差が大きいのですが、低月歳とくに新生児のうちは一日に何回もうんちをすることは珍しくありません。

においや色がふだんと変わらなければ下痢などではないかと心配することはありません。

Q7同じ方向にばかり向いて寝るので、頭がいびつになっています。治りますか?

A7赤ちゃんの頭の骨はまだやわらかいのでいつも同じ方向を向いて寝ていると下になった部分が平らになってしまい、すると安定がいいのでますますその方向を向くくせがつき頭もいびつになってしまいます。ただ首がしっかりすわってあちこち頭を回せるようになる と徐々に治っていきます。2〜3歳になるくらいになると目立たなくなることが多いでしょう。

ただし、首が左右に傾いているようだと、斜頸という状態のことがあります。健診の時でいいですから、よくみてもらうようにしましょう。

Q8顔にひっかき傷があります。よく見るとポツポツがあるのですがどうすればいい?

A8新生児の皮膚はとくに敏感なのでママのホルモンの影響でにきびのようなものが出たり、あせもになったりとちょっとしたことで皮膚のトラブルが起きがちです。

ひっかくのはかゆみがあるせいでしょう。石けんでキレイに洗い、清潔を保ちかきこわさないように赤ちゃんのつめもこまめに切っておけば自然におさまっていくでしょう。ちなみに、石けんで洗うと、悪化するんじゃないかとこわがっている親を時々みかけますが、洗わないとますますひどくなります。ただ、洗う時は布でゴシゴシやらずに、手につけて優しく洗って下さい。

Q9いつも蛍光灯ばかり見ていますが、目が悪くなることはありませんか?

A9このころの赤ちゃんの視力はあまり発達していませんが、光をじっと見るのでしょう。まぶしければ自分で目をつぶるので目が悪くなるのでは、と心配することはありません。

Q10ちゃんと毎日洗っているのに、皮膚がポロポロと垢のようにむけるのですが?

A10生まれたばかりの赤ちゃんは、多かれ少なかれ皮がむけるものです。しばらくすると自然にむけなくなり、新しい皮膚が見えてきます。強くこすって無理にはがすのはやめましょう。

Q11まだ連れて外出するのは不安。1ヶ月健診って何をするの?絶対行かなくてはいけないのでしょうか?

A111ヶ月健診では、身長・体重などの身体測定のほかに、先天性の病気はないかをチェックするのが大きなポイント。心臓の雑音や内臓の腫れ、おへそのトラブルはないかなどを確認します。育児で気になっていることなども母子手帳にメモしておき、質問して不安を解消しましょう。1ヶ月健診は、お天気のよい日を選んで、ぜひ受けましょう。

Q12里帰り分娩を終えて、家へ帰りますが、乳児を飛行機に乗せても問題はないのでしょうか?

A12医学的には何ヶ月までの乳児は飛行機に乗れない、または乗らない方がよい、というものはありません。旅行で疲れるのは大人も赤ちゃんも同じです。赤ちゃんは慣れない環境で不安になり、泣くかもしれませんが、そんな時は乗務員に相談してもいいでしょう。荷物なども身軽にして、とにかくママもできるだけリラックスするようにしましょう。ママがリラックスしていると、赤ちゃんも落ち着いていられるのです。

Q13ミルクを作るのに大人が普通飲むミネラルウォーターを使用してましたが、育児雑誌にいけないと書いてありました。大丈夫なのでしょうか?

A13基本的には使用しない方がいいと思いますが、今までミネラルウオーターを使用していたことが何らかの害になるということはありません。ミルクはいろいろ赤ちゃんに必要な栄養素やミネラルが添加されています。したがってミネラルウォーターを使用した場合、そのミネラルウォーターの成分によっては、例えばカルシウムやミネラルの量が必要以上に多くなってしまう場合があるのです。

外出先などでボトル入りの水を使用する時は、「調乳用の水」として市販されているものを使用しましょう。

Q14母乳ですが、いつもとてもうんちがゆるくて白いつぶつぶが混じっています。赤ちゃんは元気ですし、母乳もよく飲みます。これは下痢ではないのでしょうか?

A14母乳の赤ちゃんの便は、普通ミルクの赤ちゃんよりもやわらかく、回数も多いようです。白いつぶつぶが混じっているのもよくあることです。便が水のようだったり、量がとても多かったり、粘液や血液が混ざっていたりなど、下痢など何か異常がある場合は、便の状態も明らかにいつもと違うはずです。

また機嫌が悪い、おしっこの量が少ないなど、他にもいつもと違う様子がないか、気をつけてみましょう。

Q15おしりが赤くなっていて、おむつかぶれのようです。どのようにケアしてあげたらよいでしょうか?

A15この頃の赤ちゃんはおしっこの回数が多くむれやすいうえ、皮膚も敏感なのでおむつかぶれを起こしやすいのです。こまめにおむつを替え、おむつ替えのたびに、ぬるま湯を含ませたガーゼや脱脂綿などで、おしりを洗い流してあげましょう。そのあとはしばらく風にあてて、しっかり乾いてからおむつをするようにしましょう。

Q16よだれや汗を拭くためのガーゼなどが口に触れると、おっぱいを飲むようにちゅっちゅと吸います。これはお腹がすいているためなのでしょうか?

A16口に触れたものを反射的に吸うのは原始反射の一つで、お腹がすいていなくても新生児には必ずみられる無意識の動作です。本当にお腹がすいていれば泣いて訴えますので、何かを吸っているからといってその度に授乳する必要はありません。

Q171ヶ月の男の子ですが、目が片方寄っていたり、どこを見ているかよくわからなかったりします。目の病気ではと不安なのですが、専門医に相談するべきでしょうか?

A171ヵ月の赤ちゃんでは、斜視があるかどうかを判断するのはまだ難しい時期です。弱視にならないためにも斜視を早く発見することは大事ですが、1ヵ月ではまだいろいろな機能が整っていないことがあり、目が寄ったり白目になったりすることがあります。もう少し様子をみて、ご心配であれば小児科や子供の目に詳しい眼科に相談してみてはいかがでしょうか。両方の目がしばしばククッと下に落ちたり、目玉がピョコピョコとでたらめな動きを する時は病気の可能性が高くなります。早めに小児科に受診して下さい。

Q18赤ちゃんのお布団に、抜け毛がいっぱいついています。普通こんなにたくさん抜けるものなのでしょうか?何か異常があるのではないでしょうか?

A18赤ちゃんの髪の毛は普通よく抜けるものですから心配はいりません。赤ちゃんはケガをしても治りが早いように、新陳代謝が活発です。髪の毛が抜けてもまた生えてきますし、だんだん多くなってきますから大丈夫です。

Q19大きな音が急にしたときなどに、腕を広げてビクンとすることがあります。びっくりしているのでしょうか?なるべく驚かないようにしないといけませんか?

A19赤ちゃんがビクンとして何かに抱きつくような格好をするのは、この時期の赤ちゃんには普通にみられる「モロー反射」と呼ばれるものです。人がもともともっている“原始反射”の一つで、赤ちゃんは音はよく聞こえていますので敏感に反応しますが、特に神経質になる必要はありません。こういう“原始反射”は、だいたい3ヵ月くらいになると次第にみられなくなってきます。

Q20生後4日目くらいに、赤ちゃんの歯ぐきの部分に白いぽつぽつしたものがあるのに気がつきました。これはなんでしょうか?心配はいらないのですか?

A20おそらく「上皮真珠」と呼ばれるものだと思います。歯が生えてきたかのようにもみえますが、粘膜の一部が変化したものです。治療の必要はなく、自然に消えますので心配はいりません。

Q21鼻がぐずぐずいっていて、眠っている時やおっぱいを飲んでいる時もなんだか苦しそうです。そのままで大丈夫なのでしょうか?

A21赤ちゃんの鼻の穴は狭くて粘膜も敏感なので、鼻づまりしやすいものです。ぐずぐず音がしていても普通におっぱいを飲み、ぐっすり眠っていれば心配はいりません。苦しそうでしたら部屋の湿度をあげ、空気が乾燥しないように気をつけてあげましょう。

Q22最初は気づかなかったのですが、体に赤いあざがあります。これも蒙古斑の一種なのでしょうか?そのままにしていていいのでしょうか?

A22体のどの部分かが分からないのですが、赤ちゃんの赤あざは一種類ではありません。主なものに、額や顔の中央にみられる平らな「サーモンパッチ」、うなじにできる「ウンナ母斑」、次第に盛り上がる「イチゴ状血管腫」などがあります。成長するに従って自然に消えていくものと、治療しなければ消えないものとがありますので、皮膚科か形成外科医に相談されてみてはいかがでしょうか。

Q23なかなか赤ちゃんの黄疸が消えないのですが?

A23特に母乳で育てている場合は、黄疸がなかなか消えにくく、1カ月でも強めに続くことがあります。 病的な黄疸のほとんどは、赤ちゃんが入院中に発見されるので、普通は心配ありません。 ただ、2−3日の早期に赤ちゃんが退院していた場合や、黄疸が黒ずんでみえるほど強い場合は、至急で小児科に受診して下さい。

Q24オムツについたオシッコが赤いのですが、何かの病気でしょうか?

A24赤ちゃんのオシッコには、時々尿酸塩というものが混ざってピンク〜赤色にみえることがあります。 1週間以上続くこともありますが、特に心配のないものです。しかし、一度小児科に受診してオシッコを調べておいた方が、安心でしょう。