月齢別・4〜5ヶ月

Q1ミルクを飲む量にむらがある
Q2母乳以外飲まない
Q3遊びながら飲むのですが
Q4離乳食を舌で押し出す
Q5ほっぺに赤いブツブツ。アトピー?
Q6欲しがるだけ食べさせていい?
Q7生活のリズムが決まらない
Q8なんでもかじるけど歯がかゆい?
Q9うつぶせを嫌がります
Q10寝ぐすりが激しい?
Q114ヵ月で離乳食を始めてもいい?
Q12生まれた時は大きかったのに今は平均以下。発育が悪いの?
Q13よだれが多い方が消化機能がよいと聞きましたが
Q14赤ちゃんは病気に全く無防備なのでしょうか
Q15水道水はいつから飲ませていいの?
Q16市販の果汁を与えてもいい?
Q17スープを飲んだあともげっぷさせるの?
Q18夏場に離乳食を初めてもいい?
Q19股関節脱臼と診断された
Q20離乳食は毎日与えるべき?
Q21声を掛けても振り向かない
Q22BCGのあとが膿んでいる
Q23おむつに「おりもの」が?
Q24口の周りにポツポツが…
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監修:詫間由一(タクマこどもクリニック院長)

慶應義塾大学医学博士
日本小児学会認定医
日本小児神経学会認定医
日本てんかん学会認定医


先生への質問はホームページからもどうぞ

 

Q1ミルクを200mlぺろっと飲んだかと思うと、100mlしか飲まなかったりと、ミルクを飲む量が一定せず、むらが大きいのですがどうしたら?

A1赤ちゃんもたくさん飲みたいときとそうでないときがありますから、毎回同じ量を飲むわけではありません。一日の合計量としてさほど変わりがない、あるいはある日は量が少なくても、次の日はちゃんと飲むという場合がほとんどですから、赤ちゃんが元気なら気にすることはありません。

Q2果汁もスープも嫌がります。離乳食を始められるでしょうか?待ったほうがいい?

A2果汁やスープを与えるのは、母乳やミルクとは違う味を赤ちゃんに知ってもらうだけで飲まないなら飲まないでもかまいません。母乳の赤ちゃんは哺乳びんの乳首が嫌で飲まないことが結構あります。果汁やスープで飲ませてみましょう。

Q3授乳の途中で遊び飲みを始めます。切り上げようとするとまた飲むのですが、どうしたらいいですか?

A3このぐらいの月歳になると、赤ちゃんは母乳を飲むとき余裕が出てきます。必要な分量は始めの5分くらいで一気に飲み、その後はお母さんとのコミュニケーションを楽しみながらゆったりと飲んでいるようです。

Q4スプーンが嫌いみたいで離乳食を口に入れると押し出してしまいます。

A4口の中に異物が入ると押し出すのは、赤ちゃんに生まれつき備わっている、原始反射の一種です。この反射は生後4ヶ月を過ぎるころから徐々に消えるので、スプーンで離乳食を食べられるようになります。あせらず何日か間をおいて、また試してみましょう。

Q5急にほっぺに赤い湿疹ができました。アトピー?

A5赤ちゃんの皮膚は薄くて敏感なので、ちょっとしたかぶれ・乾燥などでポツポツができたり、カサカサしたりします。すぐにアトピーかしら?と心配することはありません。どんな湿疹でも肌を清潔にすることが第一。おふろに入ったときや、食事のあとなどは、 刺激の少ない石けんでキレイに洗ってあげましょう。

Q6離乳食が好きでぺろりと食べてもっと欲しそうにします。食べさせても大丈夫?

A6離乳食開始のころは始めての食品は1さじ(5ml)から始めます。赤ちゃんの機嫌やうんちの様子を見ながら少しずつ量を増やし、2〜3さじになったら他の食べ物にトライして、種類を増やしていくのが原則です。開始して2〜3週間たって慣れてきてうんちの状態もいいようなら、赤ちゃんが欲しがるだけ食べさせてもいいでしょう。

Q7朝目を覚ます時間もお昼寝の時間もバラバラで離乳食も決まった時間に与えられない

A7なかなか生活のリズムが決まらないという赤ちゃんはけっこういるもので、離乳食の時間が決まってくるとおなかのリズムができてくるので生活リズムも決まりやすいものです。

朝決まった時間に起こし、離乳食の前はお散歩などして後はお昼寝タイムにするなど日中のリズムをつくってみましょう。夜寝る前にしっかり母乳やミルクを飲ませるとゆっくり寝てくれるでしょう。

Q8下の歯が2本生えてきたらなんでもかじるように。歯がかゆいの?

A8このころの赤ちゃんはなんでも口にいれて、かじってものの感触を確かめてみようとするものです。口の中に入れると危ないものや、飲み込みそうなものは赤ちゃんの手の届かないところに片付けておきます。

Q9首もすわったのでうつぶせの練習をしたいけれど、嫌がって泣き出します。

A9うつ伏せで遊ぶのが好きな赤ちゃんもいますが、うつぶせにすると嫌がるという赤ちゃんはとても多いのです。うつぶせを嫌がるなら無理にうつぶせを練習させることもありません。

ただママも赤ちゃんと一緒にうつぶせになって見つめあって遊んだり、お気に入 りのおもちゃを赤ちゃんの顔の前に置いたり、遊び感覚で慣らして行くとそのうちに好きになるかもしれません。

Q10眠そうなのになかなか寝ないでグズグズしたり泣いたりします。どうすればいい?

A10眠たいのにうまく眠りに入れず、機嫌が悪くなる赤ちゃんはたくさんいます。とくに何か原因があるということはほとんどないので、くせと思ってあせらないことです。部屋を暗く静かにして赤ちゃんが寝るムードをつくってあげましょう。抱っこしたら寝るとい うのなら寝付くまで抱っこしてもいいでしょう。

Q11離乳食は5ヵ月からと聞きましたが、友人は4ヵ月からもう始めているといいます。食べられそうだったら早く始めてもいいのでしょうか?

A115ヵ月頃の赤ちゃんは、スプーンを口に入れても押し出すことなく、食べ物の受け入れ態勢ができてきます。消化機能の発達度などからみても、5ヵ月頃が始めるのにいい時期なのです。ママの母乳の出が悪いとか、ミルクを飲まないというケースでは早く離乳食を始めることもありますが、その場合も病院の医師などに相談して進めましょう。周りの情報に流されず、赤ちゃんの発育や発達に合わせましょう。

Q12身長も体重も大きく生まれたのに、今は平均よりちょっと下。これからも小さいまま?

A12生まれてから4ヶ月くらいまでの赤ちゃんの体の大きさは、母体や胎内での影響が大きいのですが、それ以降は赤ちゃん自身のペースで大きくなっていくといわれています。赤ちゃんの成長は個人差が大きく、また赤ちゃんの頃の体格がずっと続くわけではありません。

Q13友人の子供はよだれが多く、すぐべちょべちょですが、私の子供はあまりよだれが出ません。よだれが多い方が消化機能がよいと聞きましたが、そうなのですか?

A13よだれは消化の働きと密接な関係があります。ですが、よだれの量には個人差があり、少ないからといって消化機能が悪いと心配することはありません。確かに量が多い分消化酵素もいくぶん多いのかもしれませんが、よだれが少なくても、口の中に消化に必要な唾液がしっかり出ていれば大丈夫です。

ただ口の中にケガをしていたり、口内炎を起こしている場合はよだれが多くなりますので、注意して下さい。

Q14母体からもらった先天性の免疫がきれてからの赤ちゃんは、いろいろな病気に無防備なのでしょうか。今5ヵ月なので、そろそろきれる頃かと思うと心配で…。

A14確かにママからもらった免疫を持っている生まれて6ヵ月間の状態よりは、免疫が低く風邪や下痢症などになりやすくなりますし、この頃突発性発疹にもかかります。しかし赤ちゃんは、こうやっていろいろな病原菌との適度な接触によって免疫を得、徐々に丈夫になっていくので、大きな心配はいりません。

Q15暑くなると水分補給も頻繁になりますが、湯冷ましをその度作るのも結構たいへん。水道水はいつからそのまま飲ませていいのですか?

A15通常の水道水なら、この頃の幼児に与えるのに特に問題はありません。ただし、高層住宅などで貯水槽に貯えている場合や井戸水の場合は、衛生面や成分に問題があることもありますから、煮沸した方がいいでしょう。

Q16市販のものでも果汁100%のジュースなら、果物を絞るのと同じだと思うんですが、飲ませてはいけないのでしょうか?

A16市販のものには酸化還元剤を使ったり、香料や糖分を添加したものなどがありますので、まず成分を確認して。例えば国産の果物を絞った無添加の100%果汁などを選びましょう。ベビーフードには赤ちゃん用の果汁がいろいろありますから、そういったものを利用すると安心です。でも美味しい旬の果物が簡単に手に入りますから、時々は新鮮な果汁をママが絞ってあげましょう。

Q17ミルクのあとは必ずげっぷをさせます。スープなどを飲ませた時もげっぷを必ずさせるべきでしょうか?また飲んだあとにしゃっくりがよく出るのですが、放っておいていいのでしょうか?

A17生後2ヵ月頃まではミルクを飲む時も息をとめないため胃に空気が入りやすく、空気を飲み込みやすいといわれていますが、この月齢の赤ちゃんでしたら大きくなっていますし、スープは量がさほど多くないので胃に空気が入ることはないのです。一方しゃっくりは横隔膜などの筋肉がけいれんすることにより、声帯が突然開いて音を出す現象で、原因ははっきりしません。しゃっくりが長引くなら湯冷ましやミルクを少しあげてみてもいいと思いますが、ほとんどの場合無害ですし、自然と治まっていくようです。

Q18もう5ヵ月なので離乳食を始めようと思いますが、夏場なので食中毒や0157などが心配です。遅らせた方がいいのでしょうか?

A18たしかに赤ちゃんは免疫力が弱く、細菌に対する抵抗力が非常に弱いので、この時期の離乳食には注意が必要ですが、新鮮な材料を使い、衛生に気をつければ遅らせる必要はないと思います。ただしママの手と調理器具はよく洗う、加熱するものは中までしっかり火を通す、つくったらすぐ与えるなど細心の注意をはらうことが大切です。冷蔵庫に保存する場合も、冷蔵庫を過信しないように気をつけましょう。

Q194ヵ月健診で「股関節脱臼の疑いがあるので、来月また来て下さい。」といわれました。病院へ行ったりしなくていいのでしょうか?

A19健診では股関節の開き具合などから診断します。その時点で股関節脱臼とはっきり診断がつく場合もありますが、微妙な場合は経過観察になります。また体のかたい赤ちゃんや大泣きしていた赤ちゃんなども、診断がつかず経過観察になります。このように3〜4ヵ月健診で股関節脱臼の疑いで経過観察になる赤ちゃんはけっこういますが、1ヵ月後には大丈夫だったという赤ちゃんが多いものです。医師から特に指示されていなければ次の診察までは病院へいかなくてもいいと思いますし、その間に股関節脱臼と判明した場合でも、それから治療をすれば大丈夫です。

Q20育児書などによると、離乳食を始めたら毎日与えるようにと書いてあります。離乳食を作らなくちゃと思うと面倒なんですが、必ず毎日与えなければいけないのでしょうか?

A20育児書に書いてあるからといって、必ず守らなければいけないということはありません。まだ離乳食を始めたばかりですし、赤ちゃんのご機嫌がいい時を選んで与えていけばいいでしょう。

 ただせっかく上手に食べられるようになってくればあまり間があかない方がいいと思いますし、毎日の生活のリズムをきちんと作っていくという意味でも、離乳食のスケジュールを守っていこうという姿勢は大切だと思います。赤ちゃんが食べるのを楽しみにするようになれば、ママも離乳食をあげる時間が楽しくなってくると思いますよ。

Q21健診の問診項目に「振り向くか」というのがあったので呼んでみましたが、何度やっても振り向きませんでした。耳に異常があるのでしょうか?

A21例えば声に反応していなくても、おもちゃやテレビなどの音、ドアの開閉の音などにはっきり顔を向けていれば耳は聞こえていると考えられますが、何れにも反応がない場合は耳鼻科を受診して検査をしてもらう方がいいでしょう。

Q22BCGを接種してから1ヵ月たちますが、あとが赤くなって膿んでいるようです。このまま放っておいていいのでしょうか?

A22BCGのあとが1ヵ月後くらいに赤く腫れたり膿んだりするのは、よく見られる反応です。そのままにしておいても大丈夫ですが、赤ちゃんが掻いたりしないよう気をつけてあげましょう。もし腫れが接種痕だけでなくその周囲まで及んでいたり、2〜3ヵ月経っても腫れや膿みが改善しない場合は小児科を受診して下さい。

Q234ヵ月の女の子です。最近オムツに透明の粘液のようなものがついていることがあります。これはおりものなんでしょうか?

A23女の子の場合、外陰部は汚れやすいので、特に清潔に気をつけることが大切です。外陰部が赤くなっていたり、黄色いおりものが出るようでしたら外陰部炎を起こしており、抗生物質を使用しなければいけませんので、小児科を受診して下さい。それほどひどくない場合は、セッケンできれいに洗ってあげていればよくなると思います。

Q24最近口の周りにポツポツと赤い湿疹ができています。離乳食を始めたばかりなのですが、関係あるのでしょうか?

A24赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。新陳代謝も活発ですし、口の周りはよだれやミルクなどが付着しやすく、湿疹もできやすいところです。いつも清潔にすることを心掛けて下さい。ごしごし拭くのではなく、優しく洗ってあげましょう。軽いものでしたらそれだけでも治まると思いますが、もし症状が改善しない場合は小児科か皮膚科を受診して下さい。また赤ちゃんがかきむしったりしないよう、気をつけてあげましょう。