月齢別・1歳2ヶ月〜3ヶ月

Q1ごはんは食べないのに、お菓子ばかり欲しがる
Q2野菜が嫌いみたい
Q3夜、ひとりで寝るのを嫌がる
Q4夜11時にならないと寝ない
Q5歯磨きするのを嫌がる
Q6歩けるのに歩かない
Q7身長に比べ体重ばかり増えていきます
Q8なんでも投げる
Q9金きり声をあげる
Q10外遊びに行くと帰りたがらない
Q11転倒して頭を打ってしまった
Q12卵アレルギーだと、予防接種は受けられない?
Q13しかると泣き叫び、手が付けられない
Q14靴選びのポイントは?
Q15おやつは必要?
Q16耳そうじはしない方がいいの?
Q17歯の矯正はいつからするの?
Q18よい言葉の教え方は?
Q19指しゃぶりが気になる…
Q20座薬を使うのはいつ?
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監修:詫間由一(タクマこどもクリニック院長)

慶應義塾大学医学博士
日本小児学会認定医
日本小児神経学会認定医
日本てんかん学会認定医


先生への質問はホームページからもどうぞ

 

Q1ごはんを食べずお菓子ばかり欲しがります。あげてもいいの?

A1たいていの子供は、ごはんよりお菓子が大好きです。駄々をこねたりしてしつこく欲しがるので、つい根負けしてあげてしまうのでしょうが、これはやめましょう。お菓子でおなかがいっぱいになっているかぎりはごはんは食べたがりません。対策としてはお菓 子は特別なときにかぎって食べられるものにしたらどうでしょう。たとえば、お客さんやお友達が来たときや何かの記念日にだけあげるようにしてみては?

Q2肉や魚は好きでよく食べるのに野菜が嫌い。なかなか食べたがらず食べても出してしまいます。無理にでも食べさせるようにしたほうがいいでしょうか?

A2野菜の好きなこどもは数少ないものです。とくに生野菜はにおいや歯ざわりなどのせいか、あまり食べないという子が多いようです。嫌いなものを食べてもらう工夫には、形を見えにくくする、においをなくすなどがあります。例えばにんじんをみじん切りにし、ハンバーグに混ぜこんで見えないようにするなどです。なかには野菜が嫌いなのではなく味付けが合わなくて食べない子もいます。この時期は野菜を食べない日があってもいいというぐらいにおおらかに考えてください。

Q3横に誰かがついていないと寝ようとしません。一人で寝て欲しいけれど臆病なの?

A3この子は臆病ではないですよ。このころ一人で寝るのを嫌がるのは当たり前のことです。精神的な発達からみても、お母さんから離れていても平気でいられるようになるにはまだ早いですね。だれかが一緒に寝てあげるのは、この時期の子供にとって大切なことです。

Q4宵っ張りで寝るのがいつも11時過ぎ。早寝早起きを習慣づけたほうがいい?

A4このころの子供は早寝早起きが本来の自然な生活リズムですから、できれば早寝早起きがいいですね。宵っ張りの子は親の生活に影響を受けていることが多いでしょう。まずは1ヶ月を目標にママの生活スタイルを見直してみましょう。そして子供の生活リズムを 整えていきます。

外出や遊びなどを増やして昼間の生活を活動的にするとともにお昼寝は2時間前までを目安に。それ以上寝るときは途中で起こしてもいいでしょう。おふろやご飯は8時までには終えて夜ははやめに部屋を暗く静かな状態にして寝かせ、朝は早く起こすようにしてみましょう。

Q5歯磨きが大嫌い。むし歯が心配なのでしっかり磨いてあげたいんだけど、うまく磨く方法はない?

A5歯磨き大好きという子はあまり見かけません。口にものが入り、ゴシゴシされるのはきっと気持のいいものではないのですね。今歯がどのくらい生えているのかにもよりますが、本格的に歯磨きを始めるのは、乳歯が生えそろってからでいいと思います。

今は歯磨きの準備期間と考え、歯ブラシを口にするのは慣れればいいと割り切りましょう。

Q6あんよがまだです。伝い歩きの様子をチラッと見ていると手を離してたりするくせに歩こうとしません。怖がっているの?

A6もう歩く準備は十分にできている赤ちゃんですね。怖がっているのではなく、今はまだバランスをとるのが少し下手なのでしょう。もうすぐ歩くようになりますから心配しないで下さい。あせって歩く練習をさせる必要はありません。

Q7よく動いているのに体重ばかりが増えつづけ今では標準をかなりオーバー。太ったままなのでしょうか?

A7身長や体重の成長のしかたは個人差がかなりあるものです。1才台の体重が重めでも、それがずっと続くわけではありません。

どうしても気になるようならジュースばかり飲んでいるといった間食や偏食がないかどうかをチェックしてください。普通の生活をしていれば問題ありません。

Q8積み木・リモコン・スプーンなどなんでもかんでも投げます。やめさせたいけれど?

A8このころの子供は力の加減がわからずに本気で投げるので、危ないですね。何かを止めさせたいときは、違う遊びで関心をひいたり、外に出るなどして、子供の気分を変えてみるといいでしょう。

また危ないことをしたときに、お母さんが泣きまねをするとやめる 子もいます。「こうしたら悲しいんだ」と子供に伝わりやすい表現をするとわかる場合もあるのです。いずれにしても子供の手の届かないようにするのが良いでしょう。

Q9奇声を発します。どこか変?それとも何かが気に入らないの?おとなしくさせる方法はありませんか?

A9言葉の代わりに声を出しているだけで変でもなんでもないです。このころの子供は表現の方法を色々試している時期です。何を要求しているのかをこまかく観察してそれにこたえてあげるか、抱っこや外に出るなどして気分転換をすればおとなしくなるでしょう。 そのうち、言葉を話すようになりますよ。

Q10外で遊んでいると「帰ろう」と呼んでもそこを離れたがらず、大泣きして大騒ぎ。私も疲れちゃう。どうしたらスムーズに帰れる?

A10この子なりに帰りたくない理由があるはずなので、それが解れば解決法もみつかります。今はまだそれが何なのかわからない時期なのです。今はもう少し待ってあげましょう。お弁当を持っていって外でお昼ご飯を食べたり、遊ぶだけ遊んでベビーカーで寝ながら帰ってくるなど、工夫してみましょう。

Q11遊んでてころび、積み木の角におでこをぶつけました。こぶができましたが、すぐ泣き、吐いたり寝てしまうこともなかったので、特別には対処しませんでした。その後は元気なのですが、こぶのところがえくぼのようにへこんでいます。骨が陥没しているのでしょうか?

A11元気でいつもと変わらないなら、まずは心配ないと思いますが、陥没骨折の場合、診察しないと判断ができません。一度診察を受けましょう。場合によってはレントゲン、CTなどとれば安心されるかと思います。ただ頭の骨は何枚かの骨が集ってできており、赤ちゃんの頃はまだ骨が融合していないため、結構凹凸があるものです。頭をぶつけて触った時に、今まで気づかなかったへこみを骨折と思い込むケースもあります。

Q12卵アレルギーがあると、予防接種は受けられないのでしょうか?

A12卵のアレルギーのあるお子さんには、卵の成分が含まれているワクチンを注射した時にアレルギー反応を起こす可能性があります。入ってなければ心配はいりません。現在の定期接種のワクチンには、卵そのものを材料にしたものはありません。はしかのワクチンには鶏の生まれる前のヒナの細胞を使っていますが、卵アレルギーの問題は起こっていません。

任意接種のワクチンでは、インフルエンザワクチンが卵を使ってつくりますので、注意することになっています。心配な場合は、接種を受けるかかりつけの医師に相談しましょう。

Q13「ダメ!」と強く叱ると激しく怒って泣き叫び、手がつけられません。どう扱ったらよいのか困っています。

A13この時期の子供は、自分の要求が通らないと泣き叫んだりするものです。一方で「ダメ」と言われるとすぐおとなしくなる子もいますから、これも個性なのでしょう。

しかし自分の要求を通す手段として泣き叫ぶことを覚えてしまっては、これから先他人との関係をつくっていくうえで大変困ったことです。ママも強く叱るばかりでなく、「どうしたいのか」という子供の要求を理解して、「ダメ!」の対象から、上手に気持を切り替えてあげるようにしましょう。また叱りっぱなしではなく、その後はちゃんとフォローしてあげることが大事です。

Q14よちよち歩きを始めたので、靴をはかせたいと思います。どういう靴を選ぶのがいいのでしょうか?

A14子ども用の靴はまず安全なことと、動きやすいことが重要なポイントです。赤ちゃんの靴は、成長とともにどんどん交換していかなければならないので、少し大きめの靴を買っておきたいと思われるかもしれませんが、おすすめはできません。履かせてみて、ほんの少し余裕のあるものがいいでしょう。いわゆる革靴よりは、足にフィットしやすいフェルトの靴などがいいと思います。底も軽く滑り止めにもなるので、ゴムなどがいいようです。

Q153回の食事の他に、必ずおやつをあげた方がいいのでしょうか?

A15小さな子どもにとって、間食というのは食事を補うものです。従って、3回の食事の時刻以外に空腹を感じていなければ、必ずしもおやつを与えなくてもいいと思います。おやつを食べさせる場合には、1日1〜2回程度時間を決めて与えます。内容は乳製品や季節の果物や野菜類、甘味や塩気の少ないビスケットやおせんべいなど。また、食欲が旺盛な子どもさんなら、ごはんやパンなどの穀類、芋類などでも。牛乳や卵など安心な材料を使ったママの手作りお菓子などもいいですね。

分量が多すぎないよう、気をつけてあげるようにしましょう。

Q16お風呂あがりなどに耳を綿棒で拭いてますが、耳の穴がふさがってしまうほどの大きな耳あかが見え、気になってしょうがありません。でも耳かきを入れるのも、傷をつけてしまいそうで怖くてできません。子供の耳あかは放っておいても自然に出てくると聞いたことがありますが、そのまま放っておいていいのでしょうか?それとも耳鼻科に行った方がいいのですか?

A16基本的には放っておいても大丈夫です。おっしゃる通り、下手に扱って傷つけると危険なこともありますので、綿棒などでもあまり耳の奥までは入れないようにしましょう。無理してとろうとせず、何ヶ月かに1度耳鼻科で取ってもらうといいでしょう。

Q17上下の噛み合わせが反対のようなのですが、矯正はいつ頃から始めたらいいのでしょうか?

A17このような噛み合わせを「反対咬合」といい、遺伝的なものと後天的なものがありますので、まず原因を見極めます。噛む習慣などからなった後天的なものは、永久歯にかわる際に自然に治るケースなどもありますが、遺伝的なものが原因の場合は、比較的早い時期から治療を始めます。しかし同じ反対咬合といっても状態には個人差がありますので、それによっても矯正を始める時期などは違ってきます。小児歯科、もしくは矯正歯科医に相談しましょう。

Q18近言葉がでるようになったのでいろいろ教えたいと思うのですが、「ワンワン」や「ブーブー」という赤ちゃん言葉ではなく、最初から「イヌ」や「自動車」と教えた方がいいと聞きました。言いやすい言葉から教えた方がいいように思うのですが。

A18子どもはママや周りの大人たちのマネをしながら言葉もおぼえていきますから、もちろん話しかける言葉もきれいで正確であるのにこしたことはありません。ですが最初赤ちゃん言葉からおぼえても、ものの意味を理解するにつれて自然と正確な言葉を話すようになるものです。 赤ちゃんとそういうやりとりができるのも短い間ですから、いっしょに楽しんであげるといいと思います。

Q19まだ小さいから…と思ってはいるのですが、指しゃぶりを頻繁にしているので、歯が出てくるのではないかと気になっています。

A19お母さんもおっしゃっているように、大きくなれば回数も減っていき、自然にしなくなると思います。頻繁といっても1日中しゃぶっている訳でもないでしょうから、歯の心配はしなくても大丈夫でしょう。どうしても気になるようでしたら、例えば退屈している時には遊んであげるなどして、関心が指しゃぶり以外のことに向くようにしてあげるといいでしょう。無理にやめさせようとせず、おおらかに対応してあげて下さい。

Q20風邪をひいて病院で解熱剤の坐薬をもらいましたが、使うのはどういう時なのでしょうか?

A20熱がでるのは体が風邪のウィルスなどの病原体と戦っているからで、熱だけを下げても病原体が消滅しないと意味がありません。熱が高くても水分が充分取れていて、ぐっすり眠れている場合は解熱剤を使わなくてもよいでしょう。熱が38.5度以下でも、苦しそうで眠れないでいたり、水分が取れない場合には、解熱剤を使用して睡眠や水分が充分取れるようにしてあげましょう。