
 炭酸水素ナトリウムや重炭酸ソーダと呼ばれるナトリウム化合物。人体に無害でふくらし粉などの食品や胃薬などの医薬品に利用される安全性の高い物質。
主に医療用、食品用、工業用に分類。家庭で使用する場合は、安全性がより高く、スキンケアから掃除、洗濯まで幅広く使用できる食品用がおすすめ。

特長
- 研磨作用(非常に細かい結晶)
- 消臭、吸湿作用(悪臭の吸着、中和作用)
- キレート作用(軟水化作用)硬水を軟水に変える
- 酸と反応して炭酸ガスを発生(料理や汚れを落とす効果)
- 洗浄作用(油脂分を中和、分解)
- 直接触れても、手荒れや肌荒れの心配がない
|
 |
保存法
直射日光、高温多湿を避ける。
密封容器で保存しましょう。 |
 |
 |
重曹の歴史
 19世紀にふくらし粉として利用されるようになり、アメリカのオースティン・チャーチ氏が精製法を発見し、その後、天然の重炭酸ソーダ石を原料に重曹(ベーキングソーダ)から作られるようになる。元祖ともいえるチャーチ&ドワイト社の「アームアンドハンマー」は、アメリカの家庭でよく見かける最もポピュラーな重曹。日本には、天然の重曹の鉱床がなく、化学反応を利用した生産方法で製造されています。
ベーキングソーダとベーキングパウダーの違い
 ベーキングソーダは、重曹(炭酸水素ナトリウム)だけの単体物質。
ベーキングパウダーは、コーンスターチやクエン酸など重曹以外の物質が含まれており、主にお菓子などの食品添加物としての利用が適している。掃除やスキンケアに利用する場合は、ベーキングソーダを利用しましょう。

人類史上最も古い調味料。主成分である酢酸は、殺菌力が高く、雑菌の繁殖を抑制し、消臭効果があります。穀物酢、米酢、純米酢、リンゴ酢など種類が豊富。酢酸の濃度は、どの酢でもさほど変わりないので高価な酢をお掃除に使う必要はありません。すし酢は、調味料入りなので不可。 |
酢スプレーの作り方
酢を水で倍量に薄めればできあがり。酢のにおいが気になる時は、ハッカ油を2、3滴入れます。
容器はスプレーできる物を用意。100円ショップ等に売ってあるプラスチック製のスプレー容器に入れると便利。 |

●シンク
 シンクの汚れには重曹をふりかけスポンジでこすりましょう。重曹の研磨効果とアルカリの力で油を分解。きれいになります。
●排水口
 排水口に重曹をふりかけ、酢をかけます。シュワーッと二酸化炭素が発生し(もちろん安全です)汚れを落としてくれます。30分ほど放置して熱湯をかけて洗い流せばOKです。おふろや洗面台の流しにも使えます。
●食器洗い
食器の浸け洗いに重曹を1/4カップほど入れておきます。油分や汚れが落ちやすくなります。洗剤の使用量が少なく済み、節水にもなります。
●茶シブ
紅茶や緑茶の茶シブは、重曹で擦るだけできれいになります。漂白剤など使用しないので安心です。
●お鍋
ステンレス製の鍋のお掃除に。ステンレスの鍋は、重曹で磨くときれいになります。
●スプーンやフォーク
 スプーンの場合はお湯に重曹を入れスプーンをつけておくと輝きが戻ってきます。アルミニウム製は変色の原因になるので注意。
●プラスチック製の容器の消臭
お弁当箱などのプラスチック製の密封容器にニオイがついた場合、重曹と一緒に一晩、浸けておくとイヤなニオイも無くなります。
●野菜や果物のワックスや農薬除去
野菜や果物のワックスや農薬の除去には、重曹を入れた水やお湯で洗うか、しばらく浸けておくと表目に付いた汚れやワックス、農薬など除去ができます。
●冷蔵庫の消臭
 酸性の嫌なニオイを中和するので冷蔵庫に入れておくと脱臭してくれます。ニオイが移ったなあと感じれば交換の目安。取り出した重曹は、掃除に使えます。
●消火
台所での初期の出火レベルであれば、火に重曹をふりかけます。重曹は、市販の消化剤にも入っている成分。熱と反応し、二酸化炭素を発生させ、酸素を減少させ、消火する働きがあります。米映画『60セカンズ』(ブエナビスタ・ホームエンターテイメント)の中で主演のニコラス・ケイジが台所での出火に重曹(アーム・アンドハンマー社製)をふりかけ、消火するシーンがあります。火は、非常に危険です。あくまでも初期レベルの出火のものに効果があると理解してください。
●電子レンジの汚れに
電子レンジの汚れには、重曹水に浸けたふきんを固く絞り、1分ほどチン。内部を蒸気で湿らせ、拭きます。汚れに応じて重曹をふきんにつけ拭きます。仕上げは、水かお湯を固く絞ったふきんで重曹を取り除きます。
●鍋のこげつきに
鍋の内側が焦げついた場合、重曹を1カップほどを入れた水を煮ただせます。
焦げが取れやすくなり、頑固な焦げには重曹をつけ擦ります。
●冷蔵庫の除菌・消臭に
冷蔵庫の掃除に酢スプレーで拭けば、消臭効果と除菌効果で衛生的。
●ポットの手あかに
ポットや炊飯器など手あか落としにも酢スプレーできれいに。
●まな板の消臭・消毒
酢を使ったまな板の消毒は、まな板の上にキッチンペーパーを置きそのうえから酢を原液のままかけ30分放置しもう片面も同様に行います。酢のニオイが気になる場合は、重曹をふりかけ洗い流すとニオイが取れます。
●カーペット
重曹をカーペットにふりかけ、一晩寝かせます。消臭効果と重曹を目安に掃除機をいつもより長くしっかりとかけるので小さなゴミやホコリもよく取れます。毛の長いカーペットには、重曹は不向きなので注意。カーペットによっては、重曹が不向きな場合があります。ご使用される前にカーペットの一部に重曹をふりかけテストして使用しましょう。
●壁の汚れ
重曹を溶したお湯(重曹1/2カップ、お湯2リットル程度)とぞうきんでビニールクロスの汚れを落とします。汚れによっては、直接、重曹をつけます。クレヨン等の汚れは、きれいに落ちます。仕上げは、水で固く絞ったぞうきんで重曹が残らないよう拭きあげましょう。
●灰皿の消臭
灰皿の底に重曹を入れておくと消臭効果とたばこの消火効果があります。
●フローリングに
汚れや食べこぼしには、重曹をかけ、こするときれいに落ちます。仕上げは、酢スプレーをかけてふきあげます。べたつきも取れ、安心、衛生的です。
●テレビのブラウン管に
テレビのブラウン管についた手あかに酢スプレーをかけ拭きあげます。
●浴槽
重曹と水とスポンジだけで浴槽もきれいになります。アルカリ性の重曹は、酸性の湯あかを分解、研磨作用できれいにしてくれます。洗剤を使わないので手荒れもなく、安全でピカピカになります。
●シャワーヘッド
ポリ袋に水(お湯)と重曹(一掴み程度)と酢(少量)を入れ、その中にシャワーヘッドを入れ、ポリ袋の口をゴムで縛り1,2時間放置し、汚れを流します。
●タイルのカビ
重曹に水を入れ、ペースト状にし、古歯ブラシで擦ります。カビの状況次第では、ペースト状の重曹に洗剤を混ぜて使います。
●灰皿の消臭
灰皿の底に重曹を入れておくと消臭効果とたばこの消火効果があります。
| 口に入っても安全な重曹は、赤ちゃんの身のまわりのそうじから洗濯まで大活躍します。 |
●ベビーバスの掃除
 重曹とスポンジできれいになります。酸性の湯あかをアルカリ性の重曹が分解しながら細かい粒子が研磨し、きれいになります。浴用洗剤を使わないので手荒れもなく赤ちゃんにも安全です。
●哺乳瓶の洗浄
 重曹は、ミルクの脂分を分解するのできれいに汚れが落ちます。使用の際は、重曹が残らないようよく水洗いし、煮沸などの消毒を忘れずに。
●食べこぼしの汚れが付いた服やスタイの汚れには
 食べこぼしの汚れが付いた服やスタイの汚れには、重曹を入れた水に浸けます。普通の水に浸けておくより、汚れがよく落ちます。食べこぼしやシミを重曹で揉んで浸けておくとさらに効果的。
●テーブルやフローリングの食べこぼしに
食べこぼしに重曹を溶かした水で絞ったふきんやぞうきんで拭きます。水だけでは、取れないベタベタ感も取ってくれます。
●布おむつの浸けおき水に重曹をプラス
浸けおきの水に重曹をプラスすることで汚れが落ちやすく、黄ばみ、消臭に効果的。
●洗濯の際に洗剤に重曹をプラス
重曹の軟水化作用で洗剤をよく溶かしてくれるので洗濯した衣服への洗剤の残りを防ぎ、洗浄効果もアップします。すすぎの際にも入れておくと柔軟、消臭効果もあります。
●入浴剤としても
温泉成分でもある重曹は、入浴剤として利用できます。市販の入浴剤の成分表には、重曹は、炭酸水素ナトリウムと明記されています。重曹を入れることで軟水化され、おむつかぶれや汗疹の改善にも効果的な刺激の少ないやさしいお湯になります。肌の油分が中和され、お肌がすべすべします。
●ぬいぐるみのお掃除
 洗えないぬいぐるみは、ゴミ袋(ポリ袋)に入れ、重曹を程度にふりかけ、日干し、袋にぬいぐるみを入れたままでぬいぐるみを叩き、表面の重曹やホコリ、ダニなどを落とし、仕上げは、ブラッシングと掃除機をしっかりかけます。ぬいぐるみによっては、日干しや重曹が適さないものがあるので注意。消臭効果もあり、掃除機をかける時の目安になり、しっかりとダニやホコリを除去できます。
●おもちゃに。
直接スプレーするかふきんにスプレーしてふきましょう。
手あかも取れ、酢の殺菌効果で衛生的です。
●ベビー用テーブルに
食べこぼしがひどい時はスプレーの前に水でぬらしたふきんに重曹をかけテーブルを拭きます。重曹が油を分解、研磨剤の代わりになりきれいになります。重曹が残らないようにふきあげればOK。最後に酢スプレーするとピカピカです。
●ベビーカーの掃除に
なかなか掃除できないベビーカーにも酢スプレーや重曹水を絞ったぞうきんで磨くときれいになり、衛生的です。
●洗濯の際に洗剤に重曹をプラス
重曹の軟水化作用で洗剤をよく溶かしてくれるので洗濯した衣服への洗剤の残りを防ぎ、洗浄効果もアップします。すすぎの際にも入れておくと柔軟、消臭効果もあります。
●布おむつの浸けおき水に重曹をプラス
浸けおきの水に重曹をプラスすることで汚れが落ちやすく、黄ばみ、消臭に効果的。
●おむつ用のゴミ箱の消臭に
おむつ用のゴミ箱底に重曹を入れておくとイヤなニオイが消臭できます。
| 重曹は、料理・掃除以外にもボディ・スキンケアとしての利用価値があります。水が加わると肌にやさしい弱アルカリ性の重曹は、細かい結晶によるスクラブ効果・殺菌作用・デオドラント効果で私たちの体もきれいに美しくしてくれます。 |
●洗顔・ボディ洗い
重曹は、非常に細かい結晶と脂分を分解する働きで洗顔や体を洗う際、石けんやボディソープに重曹をプラスするだけ毛穴の汚れもしっかり取れ、さっぱり感が増し、お肌がスベスベになります。
●シャンプー・リンス
強い整髪剤や脂性の頭皮にいつも使っているシャンプーに重曹を少量入れ、マッサージすると汚れ・脂分がよく落ちます。髪質が荒れている場合は、重曹を入れたお湯で洗い流すと軟水効果で髪にやさしく、サラサラ感がでてきます。
●歯磨き
 いつもの歯磨き粉に重曹を少量つけ、磨くだけで歯のツルツル感と清涼感が増します。少々、しょっぱい感じがありますが重曹の研磨作用と弱アルカリ効果で虫歯・口臭予防になり、お口の中もスッキリ。子供が歯磨きができない時やブラッシング嫌がる場合に重曹を入れた水でうがいさせると酸性に傾いた口の中を中和し、虫歯菌の活動を抑え、虫歯予防になります。
●うがい
 口臭が気になる時やお口をサッパリさせたい時は、コップに一つまみ重曹を入れ、うがいするとお口がサッパリとします。お口の中が中和され、口臭も予防になります。
●入浴
温泉に重曹泉があるようにいつもの入浴に重曹を入れるだけで温泉の効果が期待できます。市販の入浴剤に明記されている炭酸水素ナトリウムは、重曹の事。お湯に入れることでお肌に刺激の少ないお湯になり、お肌をすべすべにしてくれます。病気などでお風呂に入れない時、重曹を入れたお湯でタオルを浸し、体を拭くとサッパリ感が増し、デオドラント効果もあります。
●水虫予防に
毎日、重曹で足を洗うことで水虫予防と足臭予防になります。出かける時に靴下の中に重曹を少し入れて出かけるとデオドラント効果と重曹のサラサラ感で足が蒸れにくくなります。
| 重曹の軟水効果で洗剤をよく溶かし、衣類の油汚れもよく落とし、消臭効果も。使用することで洗濯槽の掃除にもなります。 |
●洗濯の際に洗剤に重曹をプラス
 重曹の軟水化作用で洗剤をよく溶かしてくれるので洗濯した衣服への洗剤の残りを防ぎ、洗浄効果もアップ。すすぎの際にも入れておくと柔軟、消臭効果があります。
●浸けおき水に重曹をプラス
浸けおきの水に重曹をプラスすることで汚れが落ちやすく、黄ばみ、消臭に効果的です。
|